このレビューはネタバレを含みます▼
家族に虐げられ、ひどい境遇にいたヒロイン文が名門貴族の東郷正治に見出され、嫁になるべく引き取られます。この世界では特殊能力があるのが当たり前の中、文はその異能に恵まれず呪い子として世の中から疎まれていました。ところが実はある家系の最後の生き残りで大変貴重な存在の様子。千里眼を持つ正治はだから文を引き取ったのだけれど、次第に文に惹かれていく。そして文も正治に惹かれていくが、その血筋故に大事にされているのか、一人の女性として大事にされているのか戸惑い始める。文さんがとにかくピュアピュアな人で、大好き。いつも文を救う正治もカッコよいです。文の本当の出自とそれがどんな影響をしてくるのか、先が楽しみです。