このレビューはネタバレを含みます▼
○烏天狗×記憶を無くした女郎蜘蛛。妖のお話。表題作のみ描き下ろし等含め全P204。Hあり。パターンはあまりなくあっさり目。
○千年前に姿を消した女郎蜘蛛を姿を変えながら(人間に擬態しながら)京の街で探している烏天狗。
何とか出会えたものの女郎蜘蛛は両目と心臓を失っており記憶も無くしている模様。
両目と心臓を探し記憶を取り戻した時、女郎蜘蛛が記憶を失っていた理由がわかる。
○攻めの烏天狗はかっこいいけど、一途というより執着のように感じる。
受けの女郎蜘蛛を千年探し続けてはいるものの、元から一夜限りの遊びをしているようだったし、受けに気持ちを伝えた後も女のところにいってヤろうとしたり、受けに突っぱねられて自暴自棄になりまた女と遊ぼうとしたりホストやったり…あまり一途な感じがしなかった。
気持ちが通じてからは人前で愛情表現を出したり、受けの事を構っているようだけど、自分のものだと見せつけてる感じがしてわりと攻めの行動にモヤモヤする事が多かった。
○受けの女郎蜘蛛はかっこよくて美しい✨
攻めの事が好きだから苦しくなりある決断をする。
受けの方が一途だし重い。長年儚げに生きている。
○ビジュアルと妖などの設定は面白く良かったけど、攻めの誠実さが感じられずそこが残念だった。
ただ好みに合わなかっただけなので、ちょっと軽薄な攻めが好きな人はモヤモヤせず楽しめると思う!