出来損ないと呼ばれた元英雄は、実家から追放されたので好き勝手に生きることにした
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出来損ないと呼ばれた元英雄は、実家から追放されたので好き勝手に生きることにした

紅月シン/ちょこ庵

途中まで、めちゃくちゃ面白かったけど。

2024年4月5日
途中まではとても面白かったけど。個人的なファンタジー感から違和感があり、好きじゃない設定になったので、読むのやめです。世界の改変が好きじゃない。というのは、神がどうこう言ったときに。倫理観とか在り方が、そんな人間のリーダーとかみたいな感覚、世界が人間が中心という善悪でものごとを判断で世界を改変するみたいなのに違和感があって。胡散臭く感じてしまうから。神っていうのがいたとして。人間の世界で起こることをそんなに気にするのだろうか、と。それじゃあ、その世界の神じゃなくて、人間の神になっちゃうから。王様とか偉い人間の延長になると、神がしょぼくなるよね、と、思うわけです。まあ、これは個人的な好みの問題なので。そういう展開が嫌いじゃなければ読めると思う。自分が没入できなくなったあとの評価はわからないのでできませんが。
以下、その展開になる前に書いてたレビューです。
まず、文章がうまい。そんなに難しい言葉は使わずにとても読みやすく構成している。流れがとてもスムーズでわかりやすい。若干の欠点があるとすれば、大げさな表現で誤解がある場合があるというか、最後の記憶って、死んでない場面で使ってたからそれはミスかなと思った。
説得力、ファンタジー的なリアリティが素晴らしく物語がストンと理解できるのが素晴らしい。変なひねりのバッドエンドとかもなく、今のところ読んだあとに気分が上がる王道のヒロイックファンタジー。
流行りの巨乳を強調する変なお色気コメディシーンとかがないところも素晴らしいと思う。
というか、僕がこれまでに読んできたラノベのなかでもかなり高いレベルの作品なので、レヴューが低くて読まれないのはとてももったいない傑作です。あとページ数、ボリュームも多めでコスパにも不満はないレベル。
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