離れられない、逃がしてやれない
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離れられない、逃がしてやれない

ゆいつ

かなりライト。10分位で読めちゃった

2024年4月8日
久しぶりのゆいつ作品でしたし、ポップな表紙と執着系?を思わせるタイトルにも期待してポチッてみました。モデルの銀河と自由人(無職)満喫中の琉叶は幼馴染みで親友で、DK並みの密度高めな距離感の仲。(銀河)子供の頃から片想い⇒関係を壊したくないから死んでも言わない⇒まさかの 酔っ払って告る、まさぐる⇒(琉叶)…へ? の王道な展開に2人の表情が相まって、ここまでは良かったんですけどね~。急にスイッチが入っちゃうのは置いといて、余りにも琉叶が押しが強くて男前な性格で 友達以上恋人未満のエッチでズルくてモダモダした美味しい関係を薄めてしまった様な気がして勿体ないな~と。対して銀河はモデルの割りに顔も存在感もぼやけているし、奥手な受け身体質だから強引さに欠けるし。磨けば光りそうだけど原石のまま終わってしまった感じがする。親友からスライドする様に恋人になったので熱量を感じられず、(エチも含めて)ギャップ萌えも無く、すれ違いにも入らない程度の事しか起こらず… の、かなり淡白な内容で腹八分目どころか前菜止まりの感じで欲張りな私のBL腹は残念ながら満たされませんでした。個人的にゆいつ作品の醍醐味は肉×肉 ×執着+体温高めのエチだと思っているので、何でイイトコロを割愛したの?何で最後まで魅せてくれないの? ?と、度々に渡るおあずけに悶々としつつも、否 ラストに「とっておきの」を用意いてくれているはず!と淡い希望を抱いていました …が、コレデ 終ワリ デスカ…?と、暫く宙を眺めてしまいました。失礼ながらプロットを作った後に内容を練ったり肉付けしたりせずにそのまま作品にしちゃった様な感じを受けました。あとがきに続編の可能性もあるのかな~?な一文がありましたが、もし続編が出たらそちらが本編で、本作は『エピソード ゼロ』でしょう。でも ゆいつ先生の絵は好きですし、化ける可能性を秘めた2人なので期待を込めて☆3つです。ただ かなりの薄味なのでクーポン等を上手く使って購入される事をお薦めします。私は30%OFFで購入出来たのでギリ納得のプライスバランスでした。本編+『数日後』+あとがき ⇒ 総178P、修正は白抜きです。
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