Voice or Noise
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Voice or Noise

円陣闇丸

深い!再読で良さが判る

ネタバレ
2024年4月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 他のBLと同じ感覚で読んでしまうと物足りないかも。LOVE薄め、攻めの愛情もわかりにくいですが、受け目線ではなく、攻め目線で読むと、納得できました(一読しただけでは気付かず)。ストーリーもゆっくり進んでいきます。受けが中3で出会い、しっかり結びつくまで5年位?その間に心霊的なトラブルと、当て馬もどきと絡みながらお話が進んでいきます。えちシーンはごくわずかですが、円陣先生の描く攻めがとにかくかっこよいのと、2人のゆっくり進んでいく所、肉体的なものの前に2人が自分の想いや相手への信頼を築いていく結果に繋がっています。なんというか、全体をつかむまで時間の要するのが人間の特徴であることを、体現させてくれる作品だと感じました。量子物理学の話がチラッと出てきますが、興味深くて、シュレディンガーについて調べるきっかけになりました。作品の世界観と繋がるところも感じ、やはり深い。2読後のレビューですが、これは読めば読む程、良さがかみしめられる作品のような気がします。そしてとにかく絵がいい。攻め様最高。こちらのメモリアルブックも円陣先生大ファンなので購入しましたが、「ハゥァッ」と気絶萌えする程のカッコ良さばかりです。たまらん…😍
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