このレビューはネタバレを含みます▼
こんなにも花を育てることを趣味どころか生活の一部として精力的に取り組み、牛糞だの鶏糞だのミミズだのを手掴みして土を豊かにする様子を延々と語るTLがあっただろうかと驚かずにはいられません。それも高飛車な百花の魔女が、侍女と婿候補の少年を従え、せっせと草花を育てており、もうワクワクしかありませんでした!しかし百花の魔女が女帝として君臨していた豊かな国は、魔女が暗殺されたことにより衰退していきます。次に百花の魔女が目覚めると、魔女の死後数年が経過しており、しかも魔女の死後に皇帝となった人物の娘に生まれ変わっていました。百花の魔女の記憶を持ったまま皇女となったヒロインは、政略結婚をすることになりますが、その相手が百花の魔女の婿候補だった少年とくれば、もう一気読みです!!婿候補の少年は百花の魔女を暗殺した国の皇帝となっており、随分と気難しい冷徹な青年に成長していました。百花の魔女の生まれ変わりということを隠して婚約者としてヒーローの元へ行きますが…地が出ちゃってます。随分偉そうだけど一本筋が通っていて憎めないキャラです。こういう意図せずどんどん事件に巻き込まれていく展開は大好きです。もう2巻まで一気読みでしたが、まだまだ物足りないです!政治に関してはこんなにも敏腕なのになぜ色恋沙汰にはポンコツになってしまうのか(笑) ヒーローにも安寧を!ヒーロー頑張れ〜!もうちょっとラブラブになるところまで是非続編を希望します!!