このレビューはネタバレを含みます▼
256ページ挿し絵なし。4人の作家様の騎士がテーマの短編集です。★富樫先生→傍若無人な義母姉に婚約者を寝盗られた王女ヒロイン。なんと新たに婚約者に収まったのは義母姉の婚約者であり初恋の護衛騎士で…という話。短いながらもまとまっていて、かつ作者らしい腹黒ヒーローの暗躍が光っていました。★秋野先生→メイドヒロインは失恋のショックから、軽薄な騎士相手に処女を捨てようと思ったが…という話。ヤンデレヒーローのヤンデレがヒロインにも移っちゃう展開は好きですけど、ヒロインがチョロすぎた。『殺すぞ』最高だー。★春日部先生→女王の侍女ヒロインは護衛騎士に片思い中。政略結婚のていで彼と結婚が決まったが…という話。『孤独女王』に登場するローガンとマチルダの恋物語が無事成就出来たようで何よりでした。★荷鴣先生→空気扱いの王女はひょんな事から知り合った謎の男を自らの騎士に指名し…という話。謎の男ヒーローの正体が不気味すぎてヒロイン逃げてという感じでした。2人さえ良ければそれでおkのまさにソーニャにふさわしい結末でした。どの作品も純愛もしくは歪んだ愛満載だったと思います。