桃色ヘヴン!
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桃色ヘヴン!

吉野マリ

とにかく大好きな作品!!

ネタバレ
2014年3月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 女子高生が官能小説家という奇抜な設定以外は、家族を支える頑張り屋の女の子がお金持ちで女好きの学校一モテ男(しかも芸能活動中)と恋をする少女漫画の王道。でも二人の掛け合いや、エロくない‘下ネタ’が本当に笑えて、すっごく楽しく読めた。もちろん両想いになるまでが漫画の山場ではあるけど、私はその後の二人の話もあって本当に良かったと思う。最初はただの女好きなモテ男だった蘭丸が、桃子によって段々と本当にイイ男になる。男っぷりが半端じゃない(笑)たくさんの笑いがある中で、蘭丸が桃子を見守るその表情から、二人の愛の揺るぎなさをバンバン感じて、こちらも幸せな気持ちになった。でも10巻からラストへのカウントダウン。。。蘭丸の初恋相手が登場し、面白可笑しかった『桃色ヘヴン!』のカラーが少し変わってくる。かなり切ない展開になり、読むのも辛かった。でもラストはそんな辛さを吹き飛ばす感動のプロポーズ!!まさか二人の挙式まで見られるとは思わなかった~。モテ男な蘭丸だけに、結婚を見せてくれることは作品ファンとして本当に幸せ!蘭丸の義母との確執や、桃子のお父さんの本質など、気になる点は全てキレイにされ、本編は12巻で終了。13巻は弟、康太の恋愛エピソードと別ストーリー。蘭丸と桃子の赤ちゃんも見ることができ、大満足。ドロドロや重く切ない話が苦手な私は、このカラッと明るく元気の出る本作が大好きです!
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