心に傷を負ったイケオジ公爵は声を失った幸薄令嬢だけに甘い
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心に傷を負ったイケオジ公爵は声を失った幸薄令嬢だけに甘い

柳葉うら/綾夜

優しいお話ですね

ネタバレ
2024年4月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインであるアネットは、父と継母、義姉に虐げられ、片思いの相手である幼馴染のポールは義姉に求婚し、その婚約披露パーティーで、悪意を向けられ声を失ってしまいます。
母の親友だった女王の差配でヒーローのシルヴァン(50)と結婚します。
シルヴァンのアネットに対する気配りや、公爵邸の使用人さんたちの思いやりでアネットは心穏やかに過ごします。
結婚後のストーリーが3分の2ほど詰まってて、話の流れがかなりまったりしています。
まったり癒されたい方が読めば、ヒーリング効果があるかもしれませんww
わたしは途中で寝てしまいましたwww
でも、ちゃんと読了しました!

嫌なお話ではないです。
じっくり煮詰めたジャムのように綺麗なお話のような気もします。
激しい色恋をお求めの方には物足りないかも?

アネットを愛する男ふたりが優しすぎで!
もどかしいですwww
ポールについての描写が少なすぎて、彼の行動の理由がわかるのは終盤になります。
そこまで犠牲にしなくても、と思わなくもないですが、自分を主人公ではなく、愛する人を支えるための存在だと位置付けて生きていたならば、彼の行動もわからなくはないかもです。
悪役以外はハッピーな終わり方です。

さらっと断罪されてますが、新聞の切り抜き程度のサラッと具合で逆にざまぁ感を感じますね。
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