光、瞬く間【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】
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光、瞬く間【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】

佐藤千鳥

自分は消えない

2024年4月16日
ちょっと全体評価低いの悲しいのでレビュー書いときます。
自分も初めて読んだ時に1話と2話で驚いたし、みかの話を読む気満々になってたので肩透かしを食らった感は強かった。でも読み終えて、もう一回読んで、リクと瞬のキャラクターの振り幅の大きさを楽しめました。リクは特に小学校の時のまんま高校生になって、あの出来事を経て性格もひん曲がるし、瞬も同じで人と面と向かい合うのがしんどくて、2人が出会うタイミングの時ってお互いの本来の自分らしさがなくて、そっから徐々に雪解けみたいに自分を取り戻していくんですよね〜。そんでみかがリクに救われた感情を思い出すというか。人に傷つけられても、やっぱり他人が掬い上げてくれるのも事実で、その循環が生きることなんだな〜、と。それはやっぱりみかの存在があって、彼の物語を事前に読んだからこその実感なわけですよね。
まおとこうすけも人間関係もリアルで、こういう気持ちの食い違いで疎遠になった友達っているよなぁ…。なのでむしろリク、偉いぞ!あの行動力!後悔とかあったとしても『今』動けるかって聞かれたら難しいよ。
あとこの作者さん建物書くの好きなんすかね。背景とか、コマ割りとかとてもセンスを感じます。
1話まるまるみかの話なのにリクと瞬の話が語り足りないって感じもなかった。もちろんその後の2人のラブラブはもっと読みたかったですが、それはBL漫画あるあるですよねー。
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