ラチェリアの恋
」のレビュー

ラチェリアの恋

三毛猫寅次/アオイ冬子

幸せになってよかった…!

ネタバレ
2024年4月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻の前半は初恋が実らず愛されない妻として過ごすラチェリアがあまりにも気の毒すぎて、思わず流し読みしてしまったほど。幼い頃から恋心が育っていく様子が丁寧に描写されているために余計にそう感じられた。離婚して新たな場所で自分の幸せをみつけ心底よかったと思った。子どもができないと思い込んでいたラチェリアと本当の母のように慕うレオとの関係性がオリヴァーとの恋愛よりなにより癒やし。ただ、身勝手で不快な人間も多く登場するため、心が元気なときに読んだほうがいいと思う。
いいねしたユーザ4人
レビューをシェアしよう!