オペラ座の恋人
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オペラ座の恋人

シヲニエッタ/篁ふみ

※番外編『晩夏の残照』へのレビュー

ネタバレ
2024年4月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ ※『オペラ座の恋人』自体は合本版を購入しています。その後新たに番外編『晩夏の残照』が発売となり購入したところ、合本版ではないこちらのシリーズ末尾に追加されましたので、以下のレビューは『晩夏の〜』に対してのものになります。(『晩夏の〜』を別個に扱えなかったのだろうか、この仕様なんとかして欲しい……)
☆☆☆☆☆
大好きなオペラ座の新作番外編!いきなりのホラー展開!?にびっくり。純粋なホラーは苦手なので恐る恐る読み進めましたが、私でも読める程度でした笑 ずっと読みたかった“パパになってからの貴臣”を見られただけでなく、絵里とラリー、熱海の女中(正体は本編で!)、美沙と野元もちらっと、オペラ座本編が好きなら大満足だと思います! …私個人としては、結花と貴臣の仲睦まじい(えちちなシーンも含めての)様子もさることながら、これがTL(か?)だとかロマンス系小説だとかそんな枠にとらわれず、結花が本人の意思とは無関係にどんどん大物になっていくさま(とそれを苦笑しながらも支える貴臣)(と彼らを驚き呆れつつも程よい距離感の友人でいる絵里も笑)を見るのがとてもとても大好きなので、いつのまにやらとんでもないことになってる財団オーナー結花の今後をこれからも楽しみにしたいと思います。はぁー面白かった!! ※最後に一つだけ。『晩夏の〜』を読もうとしてる方の中にまさかオペラ座本編を未読の方はいらっしゃらないとは思うのですが、もしもいらしたらくれぐれも!本編から読まれることをお勧めします。本編未読の方への配慮は全くありませんので。
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