ノっぴきならぬ
」のレビュー

ノっぴきならぬ

こふで

好きしかない!

ネタバレ
2024年4月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙買いしました!
人物も背景もクオリティが高くてまるで美麗絵巻を見ているような感覚に…。寅次のおくれ毛がもう芸術的で、着物の乱れ方や立ち姿もなんかも逐一ピッと決まっていて無駄なものがない。しかもその作画クオリティから繰り出される眉の歪みひとつ、唇のかたち、眼が心情を語る語る。モノローグがなくてもびしばし伝わってくるよ〜〜!八重辰の過去とかもっとページ数割いて語ってくれてもいいのよ!?て驚いたけど、あの数コマで語れてしまうのすごいです。作画だけじゃなくて全てが練りに練られれているのがめちゃくちゃ伝わってくる。
あと、えっちシーンもまさしく春画でエロより美!て感じでした。でもえっちはえっちなんだ…だって春画だもの。
そしてそんな絵巻の中で唯一見られる忠太のデフォルメがめちゃくちゃかわいくて、青・少・年!!
お話も、一途で健気な寅次に報われろ〜!と念を送ってたらそれに輪をかけて不器用でなんだよー!傾国系の受けかと思ったらそっちかよ八重辰〜!かわいいがすぎて早く雪解けしてくれと忠太の気持ちで見守ってしまった。ラスト、奉公人の皆様とおなじ気持ちで走れたので感涙でした。芸者のおねえさんたちも粋でかっこいいよ〜!あの二人に店で会えたら見かけたらってうきうきしちゃうのわかる!
続きもまだまだ楽しみにしています!ほんと買ってよかったー!私の和風時代劇BLデビュー最高でした。
いいねしたユーザ4人
レビューをシェアしよう!