このレビューはネタバレを含みます▼
結構辛口の映画評論をする動画で絶賛されていたので読みました(ホッカイ〇〇〇さん)。砂漠の国SAND LANDでは水源を独り占めしている強欲な国王が水を高額で国民に売りつける始末、見かねた辺境の保安官ラオは住人を救うために「幻の泉」を探すべく、腕の立つサタンの息子ベルゼブブと物知りで盗みの上手いシーフと旅に出る、というストーリーです。ラオの背景や隠された真実があり、なかなか読ませる内容でした。1巻完結なのと必要最小限の被害で済ませるのでサクッとしていて刺激が足りない感じもしますが、映画にするとキッチリハマッて戦車の戦闘シーンなどかなりよかったようです。興行収入はさほどで、「ジ〇イとガキだけでオンナとイケメンがいない」のが敗因だと言われてましたが、王道の冒険漫画でおもしろかったです。絵が本当に上手くて味があって、訃報に接したときにアシスタントが歴代2人で週に1日入るだけだったという動画を見て、鳥山明先生すごいな!と改めて思いました。この本とその後を描いたアニメシリーズ(全13話)も配信されているようでぜひ観てみたいです。
2000年 総218ページ