時読み令嬢 冷遇公爵に尽くしたら、溺愛されたうえ国を救うことになりました【シーモア限定特典SS付】
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時読み令嬢 冷遇公爵に尽くしたら、溺愛されたうえ国を救うことになりました【シーモア限定特典SS付】

おおまななせ/こはる

予知能力。

ネタバレ
2024年4月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 190ページ挿し絵なし。辺境の貧乏ヒロインは慎ましい暮らしをしていたある日、辺境にやんごとなき方が現れ『ダム工事と引き換えに弟の話し相手になって欲しい』と取引を持ちかけられる。彼女と同じ予知能力を持て余し、思い悩んでいた弟の面倒を見るうちに公爵との距離が縮まり…という話。作者さんの描くヒロインはどの作品でも強く逞しく、生命力に満ち溢れていて大変魅力的で、今作も違わずに素敵なお嬢さんでした。一方、好きが溢れて我慢の限界を超えたヒーローの暴挙も最高に滾りました。こういう力ずくはなんぼあっても良いですからね。ストーリー自体も、王妃の暴走、危機の回避という軸があって重厚で読み応えがありました。正直、表紙絵は好みじゃないのでこの絵で挿絵は無くて良かったです。書き下ろしSSの王子妃達のぶっちゃけトークはぶっちゃけすぎ(笑)。フレデリク哀れ(笑)。
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