異世界Ωと白狼領主の幸せな偽装結婚
」のレビュー

異世界Ωと白狼領主の幸せな偽装結婚

榛名悠/亀井高秀

うーん・・・

ネタバレ
2024年4月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さんの今までのお話が読みやすく、好きな系統のお話だったので今作も迷わず購入。・・・だったのですが、何だか少しモヤっとした気持ちが残った今作。文章も読みやすく、スパダリ系攻とそれに溺愛される受。それに愛らしい弟の子狼。話は王道ではあるものの安心感な溺愛ストーリーで、それ期待で読んだので不満は無い。強いて言えば受の志貴の行動にちょいちょい「ナンデヤネン」感が有ったのと、白露に落ちるまでがチョロいなって思った位。で、モヤモヤの原因は何かって言うと、もうホント、レイカさんの扱い。レイカさんは100%被害者なんですよ。愛する人がいていきなり拉致られてそんで子供産めなんて、想像を絶するんですよ。普通に考えて重犯罪なんですよ。勝手に身代わりにされた志貴がその点においてレイカを非難するのであれば理解できるんだけど、白露、お前はアカン。絶対アカン。しかも愛やら恋やら理解したならレイカの苦痛も理解出来るはずなのに、書き下ろしのあの感じ。感情を理解した上でちょっとでもレイカに対しての贖罪の想いがあればまだしも・・・。レイカさんが元の世界に戻って幸せになってる事を願うばかりです。
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