硝子の家でおはようを
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硝子の家でおはようを

つし子

求職中の元リーマン×美貌の画家

ネタバレ
2024年5月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 求職中の元リーマン・加納×美貌の人気画家・四季。仕事を辞めて新居探し中の加納は、素敵な一軒家から出てきた四季に誘われるままお邪魔して、住み込みの世話係兼マネージャーに誘われる。突然の申し出に驚きつつも引き受けて、新鮮で忙しない日々を過ごしながら自由奔放な四季に魅せられていく。それぞれ抱えるものはあるけど、暗い過去やら裏の事情などはなく、悪人も当て馬も出てこないじんわり沁み入る優しいお話。四季の画家としての葛藤や加納の前職時代のことも無理なく飲み込めて、シンプルで真っ当で心温まる二人ですごくよかったです。加納が失敗から学んだことが四季を助けて、それが互いの気持ちを知るきっかけになるのもいい。生真面目な加納も自由で繊細でギャップがある四季も、魅力的なキャラで面白かった。素敵な家で穏やかに暮らす二人が想像できてほっこり。
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