このレビューはネタバレを含みます▼
高校同級生のタクミとケイが大学生の間だけ同棲するって話で、仁乃さん2冊目。2人が大学卒業と同時に別れるって決まってて、そこに向かってカウントダウンっていうのが新鮮で面白かった。「俺と一緒に不幸になってくれ」って、初めての口説き文句で衝撃だったし…。他のBLにはない、全く違う結末に、心揺さぶられました。295Pもボーリューミイで読み応えありすぎ!とっても良かったんだけど、タクミが、家族や周りには絶対にカミングアウトしたくないって、それが大前提なので仕方ないけど、なぜそこまで頑ななのか、過去のエピソードも特になくて飲み込みづらかったかな。でもそう単純なモノじゃないし、タクミの気持ちを理解したいけどそれもおこがましい気がするし、でも生きづらいだろうけど2人で生きる道を2人で見つけられたから良かったしハピエンなんだろな。王道BLでは全然ないと思うけど、とても面白く読みました。エチエチだったな〜。