夜を照らすポラリス~なくした記憶と恋の行方~【単行本版】
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夜を照らすポラリス~なくした記憶と恋の行方~【単行本版】

江唯みじ子

どこか懐かしいサスペンス

2024年5月4日
割と序盤で犯人が分かります。でも事件の背景が目新しさこそないけれどしっくりいくものだったのと、もう一つの主軸になる事件の絡ませ方が秀逸でじっくり読み進めてしまった。ヒロインの少し鈍いところや天真爛漫すぎるところにイラっとはしても、優しく逃げない姿勢が好ましく、最後まで一気読み。暗く成り過ぎることのない脇役の配置も良い。
最後は遣る瀬無い事件の顛末だけど、主人公たちの吹っ切れた姿勢にすっきりとした読後感。1~3巻、各194P
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