共に笑い合えるその日まで ―孤独な騎士は最愛を知る―
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共に笑い合えるその日まで ―孤独な騎士は最愛を知る―

碧貴子/芦原モカ

恋ではない

ネタバレ
2024年5月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ どちらもが家庭に恵まれずに育った為に、純粋に愛し合う事が出来なかった2人です。
ヒロインは命を助けてくれたヒーローの子を身籠り、ひっそりと育て。
その後、ヒーローはヒロインの子(家族)が欲しいがあまりに、ヒロインに認められようと努力します。
ヒーローは我が子を手元に置きたいのと、ヒロインに対して母の愛情を欲するようになるのには、恋や愛ではないと思いました。
それでも徐々に想い合うようにはなりますが、どうしても最初の酷い扱いが忘れられなくて、最後まで結ばれて欲しいとは思えませんでした。
ヒロインも最初のガンガン迫るのは、同じ女性として好ましく思えなかったし、ヒーローが現れてからは妙に被害者ぶってますが、子供が欲しくて覚悟の上だったんだから、「子供を授けて下さってありがとうございます」なところはあるよね?
ヒーローも、母親から愛されずに育ったから女嫌いになったという設定のままであれば良かったのに、娼婦を買って発散しまくってたという流れはいらかなったなぁ。
病気を移されても、魔力で治しちゃうかも知れないせど、それがどうにも生理的に受け付けなくて……。
だから、中盤に「俺はあんな軽い男とは違う!お前しか愛さない」とかいうセリフがあっても、「いやいや、あんただって遊んでましたがな」と突っ込んでしまいましたよ(笑)
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