最優秀功労賞、沢

ネタバレ

2024年5月8日

このレビューはネタバレを含みます▼ 卓は確かに酷いし、一生恨まれても文句は言えない。償い方も分からない。正直気持ち的には卓も相当後悔があるし、八尋を好きなのは本当だし赦してあげてもいいよね‥てなるんだけど、それだけで2人のハッピーエンドになるとは思えず…。だからこそ八尋が卓とタクを同一人物だとしっかりと認識したあとの心の変化が上手で、読者もその流れに乗ることができたんだと思う。自分の弱さを赦せるか、相手を赦す事と同じように難しいことかも。八尋が卓のジャケット無意識に着てんのが一番好きなシーンだった。どんなにお互いを想い合ってても、再会できないと何も意味がないから沢さんがいないと無理だったろうし。プラチナΩを保護するのも良い事のように見えつつ子供を作れってのはやっぱり異常な考えで、根本的なΩの救済にはなってないのよな。偏見も変わらないだろうし。だからその中にいる個人の善意によってなんとか幸せを掴むことが出来た人達の物語。

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しいさん

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