痴辱の教室 転校生の不埒な調教(分冊版)
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痴辱の教室 転校生の不埒な調教(分冊版)

あおや/三日月クロワッサン/テラーノベル

最初は……だけど

ネタバレ
2024年5月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公のかなでに復習するために転校してきた瑞樹。
その復讐の手段が陵 辱で、最初は「うーん?」と思っていたけど、読み進めていく内に、関係性が変わっていくかなでと瑞樹が可愛らしく見えてきました。
かなでも瑞樹に惹かれていってる感じ。

ただ、周りにヒステリックやサイコパスみたいなのも居て、一筋縄には進んで行きそうではない。
今のところ胸糞要素は個人的には無いですが、イジメが絡んでる話なので、嫌な人は嫌かも。

ヒーローの瑞樹は小さい時、背が小さく周りからイジメられており、かなでがいつも助けていました。
ある日瑞樹へのイジメがエスカレートして、瑞樹が顔面血だらけになっている所に出会したかなでが、「絶対に戻ってくる」と瑞樹に約束し、助けを求めに行くも別のイジメっ子達に阻まれ、倉庫に閉じ込められてしまいます。

瑞樹はかなでを待ち続けたけれど、かなでは結局戻って来ず……この時の事情を知らない瑞樹は、かなでに裏切られたと思って、「大好き」の気持ちが憎しみに変わっちゃいます。
かなでが救出されたのは翌日。瑞樹は転校してしまって、会えずじまいでした。

かなではずっと謝りたいと思っていたけど、その相手が瑞樹だとは今も気付いていません。瑞樹の回想シーンには出てきますが、瑞樹も自分からかなでに打ち明けていません。

かなではイジメられていた子を「たかしくん」と呼んでいますが、瑞樹の苗字が鷹司と書いて「たかし」とも呼べる事から、そう呼んでいたんだろうと思います。(本当は「たかつかさ」です。)

そして教育実習でやって来た影浦貴志。
名前が貴志な事、境遇が合致しすぎている事から、かなでは「たかしくん」ではないかと問いますが、影浦は「自分はたかしくんじゃない。そもそも年齢が違う」と。そりゃそうだ。
自分が過去にイジメられていた等、影浦が話している内容が本当かどうかも怪しい。逆の立場だったんじゃ?とも思えます。

まぁとにかく、影浦は危険な感じしかしない。
かなでに出したハーブティーに薬を盛り、かなでが倒れて保健室に運ばれた後、かなでの身体をかなり弄っていた様子だし、普通に気持ち悪い。
今後は影浦の魔の手から瑞樹がかなでを守ってくれると思いますが、影浦に手を出されちゃいそうな気もします…。
ちょっとホラー?ぞわっとする気持ち悪さ?を残しつつなので、続きが気になります。
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