このレビューはネタバレを含みます▼
228ページ挿し絵なし。帝国の皇女ヒロインは戦場に赴いていた実兄の命を救った騎士の報奨にと望まれ結婚した。そんなある日、隣国から王太子が訪れヒロインを…という話。端的に言えば死に戻りやり直し物語です。なんとかヒロインの幸せをと願い、前世の過ちを正す様に頑張るヒーローもですけど…王太子アンブロワーズ!本っ当にこいつは憎たらしいんですけど、もう何なのこいつっっっ!って感じですハァハァ…。奴視点の歪んだ愛がソーニャを思わせるしまるでWヒーローの様相でした。色んな意味で、一粒で二度美味しい素敵作品です。終盤のシルヴァン、アンブロワーズ視点が本編みすらある。敗者と勝者の独白のようで最高だった。感想を簡潔にまとめられない語彙力の無さが悲しい。のでので、とりあえず読んでください。面白いです。