このレビューはネタバレを含みます▼
◎３巻配信中／☆4.8。
《１巻〜３巻》表題作のみ＋描き下ろし／Ｐ１６６／白線修正で甘め／まだハピエンではない。
『何かいいの見つけた！』に出てきた鴫原と八度のスピンオフです。前作と違い、凄まじい執着と歪みや過去のトラウマ、でも気持ちを消せないなど重い内容です。もう何と説明していいか難しいくらい２人の気持ちが複雑です。昔付き合っていた２人ですが攻めの鴫原が他の女としている所を見てしまった受けの八度。そこからボタンの掛け違いのような２人の気持ちのズレが。それがきっかけで攻めから離れる受け。自分だけではないとショックを受ける受けと身体の関係だけの相手が多数いるけど受けを想ってる攻めのお互いの想い方のズレ。無理矢理にでも自分のものにしようと超執着する攻めと抵抗するも完全には嫌いになれない受けの本当に重い内容です。エチありますが無理矢理身体で繋ぎ止めようとするエチがほとんどかな。２巻では女の前で無理矢理フェ◯させる場面も…。（辛いけどこういうのきらいじゃない）。ただ３巻ではどうして攻めがあんなに歪んでしまったかを知った受けに気持ちの変化が表れた感が。今までは無理矢理されてたのが、攻めを受け入れたような感じがしました。まだはっきりハピエンではないけどうまくいくような予感がしてきました。重いし攻めが受けにしてきた事はひどいけど、それは好きだから。愛情表現が下手なんですよ。受けもやっぱり忘れられないという事は攻めを好きという気持ちがあるからだと思います。気持ちのすれ違いっていうのは軽い表現になってしまう気がしますが、そういうことですよね。まだ波乱がありそうですが次の巻ではちゃんと結ばれるところがみれるといいな。（たぶんイチャイチャ甘々はないと思うけど）。好みは分かれると思いますが重受けがひどい扱いされるような重めの内容が好きな人にはささるんじゃないかな。そして出来れば『何かいいの〜』から読んだ方がわかりやすいかと思います。ただ読むのしんどかったな…。
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