【合本版1-3巻】森の端っこのちび魔女さん
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【合本版1-3巻】森の端っこのちび魔女さん

夜凪/緋原ヨウ

途中で号泣しました

ネタバレ
2024年5月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルからは想像出来ないほどしっかりと話が作り込まれていてその分過酷な部分もあり、途中で泣いてしまいました。ほのぼのやコメディを求める方にはおすすめできませんが、重厚な世界観や設定、キャラが成長していく物語がお好きな方はハマると思います。
ただ私はどうしても主人公の母親が亡くなる所でつらくなって手が止まりかけました。それは主人公の旅が始まるためのきっかけであり必要な要素なのだけれど、なかなか読者の心を試す所でもあります。
主人公の母親は主人公の異母姉妹に階段から突き落とされて殺されるからです。そして事故と処理されます。
それでもミーシャは恨みを抱くことなく前を向いて生きていくのですが、あまりの心の強さに聖人かなと思いました(笑)憎しみに囚われて生きていってもおかしくないくらいですが、今まで母と父に与えられた愛情をきちんと受け止め、様々な人達と良い出会いをしながら進んでいきます。
それを踏まえた上でないと私のように心が抉られてしまうので、お気をつけ下さい😩
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