気持ちに形はないんだな。1巻まで読了。





2024年5月19日
高校同級生の藤次と八千代が、社会人になって再会してって話で。初作者さんで表紙と試し読みで気になって買ってみたんだけど、読み終わってからレビュー見たら票が割れてて、あー確かに色々と良くも悪くも語りたくなる作品だと思いました。主人公の藤次が自分の気持ちに気づくのが1巻の最後なので、結局藤次がどうしたいのか、八千代とどうなりたいのか、清人とどうしたかったのか分からなくて、カタルシスを感じなくてモヤモヤした。1巻で終わると思って読んでたしな…続くのか!ってなった。清人と付き合ったのもなんでかよく分からなかったしな。でも藤次が、高校生の時に何も考えず八千代を振って、それがずっと心に残ってて、何年も経ってようやく気がつき始めた、遅いかもだけどそれが感情なのかもなあ。愛なのか友情なのか恋なのか、言葉であらわせないけど、一緒にいて居心地良くて一緒にご飯食べると美味しい、それが全てなんだなって。清人の存在がないほうが良かったなとか、恋人作らずにいてほしかったとか、結婚させる必要あったのかとか、つい自分の好みの方に考えちゃうんだけど、でもままならないから良いのかもなあと読み終わってふと思ったり。まあでも元奥さんの存在はノイズだなあ正直、清人も。あと、セリフが誰のものか分からなくて戸惑った…誰が言ってるの?って何度も見直したり。文句が多くなっちゃったけど、面白くてワクワクして読んでいたからこそ出た文句であって、決してつまらなかったからではなく。つまらないと読み飛ばしちゃうしね。続編早く出ないかなー楽しみ!

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