不器用ヘタレ。

ネタバレ

2024年5月23日

このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。領地が没落した令嬢ヒロインは死に物狂いで王宮の文官まで登りつめ、皆の憧れの宰相補佐に就いた。例に漏れずほのかな恋心を抱いていたヒロインはとある夜会で酔った上司と過ちを犯してしまう。数ヶ月後妊娠が発覚したヒロインは…という話。王道のシークレットベビーものです。ヒロインヒーロー共にクソがつくほど大真面目で深く考えすぎるきらいがあり、よって絶妙なすれ違いを生んでいました。ただ、これを言っては元も子もないんですけど、あの夜会の場面、そういう行為をすることへのリスクはヒロインも当然分かってるはずなのに、身体を許しちゃったのはらしくなかったなと。あ、侯爵夫人の正体は初めから読めてました(苦笑)。そうそう上手い話はないよね。正直言って『ローゼ』『糸を噛む』が超絶面白かっただけにちょっと物足りなさがあったのは否めないかも。

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黒豆茶さん

(女性/40代) 総レビュー数：37件

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