甘い視線 ~王太子の婚約者は救国の騎士に溺愛される~
」のレビュー

甘い視線 ~王太子の婚約者は救国の騎士に溺愛される~

真白燈/水野かがり

騎士と令嬢の純粋なラブストーリー

ネタバレ
2024年5月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ ページ数が少ないので直ぐに読み終えてしまいますが、短くてもよくまとまった作品でした。
主人公マリエルが婚約中の第一王子のデリック。見た目は美しく甘い顔の優男。コイツが市井でひっそり暮らす男爵令嬢に恋をして、マリエルを放置して通い続け熱を上げていく。マリエルはそれを知りながらも次期王太子妃となる立場として毅然な態度で対応する姿が不憫になります。ここまでが前半のストーリー。
後半のストーリーは、
そんな健気な姿を陰から見て恋をしていた平民上がりの騎士ライオネル。このライオネルが、戦争で功績を挙げ褒美としてマリエルとの結婚を望み、爵位をもらい騎士団長にも格上げされ、2人のラブラブな結婚生活を描くのが後半。
要するにライオネルはマリエル推しの大ファン!てくらいに憧れの存在だったようで、夢のような結婚生活に毎日マリエルを溺愛。あまりの変貌ぶりに騎士団の仲間たちからは喜びの声。
そんな感じで、2人の初々しい結婚までのストーリーといった内容です。
個人的には、切ないストーリーが好きなのでデリックに裏切られるマイエルの内容をもっと悲劇に、そして切ない悲しみのマリエルを描いて欲しかったですが、ほんわか幸せな気持ちで読み終えたので、コレも良し!でした。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!