めまい
」のレビュー

めまい

田中鈴木

ふむ…😌

ネタバレ
2024年5月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ まぁ…なんというか。一言で言うとすると「青春の残酷さ」になるのかな😔
他の方のレビューを読んで、いつもはネタバレに慎重な私も、自分なりの解釈を残そうと思いました。
試し読みで興味もたれた方は、此処から先はレビューを読まないで、読後に戻ってきてください💦
たぶん、てっちゃんは頭がよろしくない設定なので「両親殺害の状況証拠から、自分が犯人にされていまう」と早合点してしまったのかも。まだDKで、それこそ世間知らずだし、世の中や警察に対しての恐れもあったり。そんなセリフあったし。
てっちゃん、幸太郎に対して引け目や羨ましさや妬ましさ、それに加えて「コイツには自分を羨望の眼差しで見ていて欲しい」って気持ちや「自分が堕ちるなら、自分がこうありたかった存在までをも道連れに…」っていう残酷な思いがあったのかな。「お前は何も悪くない」に、自分の勝手な企みに対する良心の呵責もあったかも。
幸太郎が、てっちゃんの無実を信じてくれたら…違ったかな😔
だけど…幸太郎も残酷だなぁ。両親の遺体を見た幸太郎が、疑いもせずに自分を犯人と決めつけたのが、もう…ね。警察だって、自分が犯人だと決めつけると、てっちゃん思っただろうし😢
幸太郎、てっちゃんには自首を勧めておいて、自分は…
とにかく、苦い内容でした。何の悩みも不自由もなさそうな人が、道を踏み外す時って案外あっけないタイミングなのかな、と思い至りました。「魔が差した」幸太郎が憐れ😩
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