婚約破棄を免れた公爵令嬢は、夫の愛を信じられない【単行本版】
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婚約破棄を免れた公爵令嬢は、夫の愛を信じられない【単行本版】

霰屋こん/しきくれる

ヴィオたん不憫過ぎる(泣)【追記】

ネタバレ
2024年5月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 両片想いというヤツです。それ以上でもそれ以下でも無い。
実は王太子に変な浮気男の噂があったのは、生徒会で決まったから、市井育ちの男爵令嬢を気にかけては世話をしていただけなのだが。ヘタレ王太子が愛する婚約者のヴィオレッタにその説明を怠り、婚約者としての誠実な対応をしていなかったばかりに、可哀想なヴィオたんは、悪意ある噂を真に受け、自分はお飾りの正妃にされて愛される事など無いのだと悲嘆に暮れる。ううっ。可哀想過ぎる。ヘタレ王太子はそんなヴィオたんの哀しみには目もくれず、キスを拒まれたと嘆き、初夜の朝、ヴィオたんをベッドに残したまま、さっさと出て行ってしまう。アホ過ぎる。側近で次期宰相のフリューの方がよほど正気だし、いい男。はぁ。このままヴィオたんを苦しめるなら、こんな男捨てても良いと思うよ全く。
こういう物語にはありがちな安心安全のハッピーエンドが来るのは分かっているけども。ヴィオたんが辛いのはもぅ。見たくないなぁ。【追記3巻】2巻もジレジレしていたのでイラついてましたが。3巻で2人の間の誤解が解けてホッとしました。ここでも!常に大人なヴィオたんが聡明さを見せ、ヘタレ王太子が洗いざらい話した事でようやく想いを交わす。ベッドの上。話し合う事大事!と、ヘタレも気付いてくれたからこの2人は大丈夫の筈!後は何やらきな臭いエルデガルド家とヴィオたんを悪役令嬢たらしめたオーブリー男爵令嬢こと山猿への制裁だけ!次巻が最終巻かなぁ。愛情深い社交の鬼ヴィオ母が根回ししてくれてる事を願ってます!ヘタレ王太子が言葉尽くさないのにやたらとヴィオたんを抱き潰すスケベっぷり。タレ目も相まってホントにムッツーリスケベ!本当にこんな男で良いのか!とも思うけど、ヴィオたんが幸せなら良いです、もぅ!
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