このレビューはネタバレを含みます▼
どなたかが仰ってましたが、私もBL沼ズブズブで飽和状態…そんな時に出会ったのが、この作品でした。トラウマから人を殺める事ができなくなった殺し屋×盲目の老舗旅館のご子息。まるで出会わなさそうな2人が運命的な出会いをしてから、5年後…ストーリーが坂を転げ落ちるように展開していきます。何と言っても絵が本当に美しい。盲目の方ならではの眼のキレイさに戸惑ってしまう、自分は決して赦されない存在なんだと思い込んでいる殺し屋の千夏。初めは「隙あらば」と警戒しながら関係を続けようとするのですが、佳澄の心の綺麗さに心が絆されて心の奥底に秘めていたピュアな部分が溢れてきてしまう様に心を打たれました。盲目が故に他人の表情から心情を読み取れない分、自分の気持ちを素直に伝えようとする佳澄のまっすぐな言葉が胸に刺さります。だんだんと千夏のクマが薄くなっていたり、千夏の表情が柔らかくなっている描写にも心打たれます。本編を読んでドはまりし、続編も2巻まとめ買いです。エチありですが、本当に綺麗です。そして佳澄がカワイイ!!千夏がシャツの下から手を入れて首のところから出しちゃう描写、本当にドキドキしました…作者様、天才。ハピエンで良かった…続編出たら、絶対に買います!!