ポンコツ王太子のモブ姉王女らしいけど、悪役令嬢が可哀想なので助けようと思います~王女ルートがない!?なら作ればいいのよ!~@COMIC
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ポンコツ王太子のモブ姉王女らしいけど、悪役令嬢が可哀想なので助けようと思います~王女ルートがない!?なら作ればいいのよ!~@COMIC

海原ゆた/諏訪ぺこ

3巻で真相も明らかに?!

ネタバレ
2024年6月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 悪役令嬢の断罪回避の為に、王太子の異母姉のモブ王女が活躍する。最初はそんな感じだったんです。ところが2巻で悪役令嬢があまり登場しなくなり。モブだった王女が聖属性のチート(つまりは聖女?!)となり、畑を耕したりと。ドンドン逸れていく。んー?と思ってたら3巻怒涛です!そも、モブ王女達の父親である陛下が優男風で、イケすかなかったんです。正妃を蔑ろにして、側妃抱きまくって子供作りまくっとるやないかい?!と思っていたら!
何と王太子は陛下の亡き兄の子で、もちろん正妃の不貞等では無く。義姉であるリュージュを救う為に一計を案じた陛下と亡きモブ王女の母との対策だった!それを知らされるモブ王女等、子供達。陛下が側妃であるマリアベルを迎え入れたのは、モブ王女の母であるカロティナ亡き後。陛下はやたらと側妃を娶る絶倫というわけでは無かったのです。ホッ。敬愛する亡き兄の為、リュージュとその子供を護る為に白い結婚をしていたのですねー。っていう。
3巻読み終わった後、また1巻から通して読むと。冒頭のシーンが効いてて、今後が楽しみです。悪役令嬢は、確かに婚約破棄されるかもだけど。彼女はモブ王女の兄・ロイ王子といい感じだし。モブ王女のお陰で流行り病で死ななくても良くなりそうだし。モブ王女と王太子はいとこなのだからそこがくっ付くのは全然アリだけど。王女が初の女王となるのもいい。王家、特にリュージュを取り巻く陰謀も子供達でサクッとやっつけて。作者がどんな結末を用意しているのか、楽しみになって来ましたよ!
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