孤独を知る異世界転移者は最強の王に溺愛される【SS付】【イラスト付】【電子限定著者直筆サイン&コメント入り】
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孤独を知る異世界転移者は最強の王に溺愛される【SS付】【イラスト付】【電子限定著者直筆サイン&コメント入り】

火崎勇/稲荷家房之介

よかったんだけど

ネタバレ
2024年6月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ リッカがいい子で(成人してるけど)賢い子で。
異世界でリッカを拾った魔術師のエリューンも賢明な人物。
しかし2人とも、生きる意味を失うような過去があって、心の中に大きな空洞を抱えていた。
けれど、役に立ちたいと願った王オーガスによってリッカは自己肯定感を取り戻す。
そこに至る経緯が丁寧で十分心に沁みる物だったのだけれど、物語の結末のつけ方がどうも雑だったかなと。
魔獣退治のためにオーガスが退位するという話や、リッカが実は膨大な魔力をもっていてそれの使い方や、トージュという人物の謎について、もうちょっとうまい説明が欲しかった。
登場人物たちの心情については十分納得出来ただけに残念。

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