このレビューはネタバレを含みます▼
●前作『十二支色恋草子』での感想とほぼ同じなのですが、各月の大将たる十二支の、動物&人型での御姿、各々の性格やそれを活かしたご活躍、見ていて惚れ惚れします。(辰の虹悦がチートなくせにポンコツなのちょっと好き…笑)前作同様いろんな神使が出てきて、設定も、物語も、よくできているなぁと思います。
●その物語の部分に対して、正隆と胡太郎のえっちがですね…どーーーしても違和感!!!私の個人的な感想ですが!なんで二人ともそんなに毎話毎話発情してんの…?十二支が憑いてるせいなの??いやそれにしたって…言葉攻めも求め方もすごいし…お互いに出会うまでほとんど人間とコミュニケーション取ってなかっただろうに……すっごい違和感あります(なのでそういうシーンは飛ばし読みしてしまってました…)
●そして、本作では十二支の恋模様も描かれています。これもちょっと良し悪しでしょうか…。戌の颯助×猫のコマはすごくお互いのこと大事にしてて、少しずつ歩み寄ってて、応援したい!と思える。亥の楠×乃木も前作から引き続き…ですが、こちらはなぜそんなに惹かれた??がいまだに分からず。颯助のケースと楠のケースとで、十二支のお役目への解釈が少し食い違ってる気がするのも気になります。
●そして他にもチラホラ…?卯の詔とカメのイケノ??未の小波と狼の黒太???イケノも黒太も好いた女がいるじゃない…なんで十二支とCPにしちゃうのか…(小波と黒太は既に『外伝』2巻で描かれているみたいですね…未読ですが…)
●そういうわけで、日常の(えっち中以外の)正隆と胡太郎、十二支、コマ、神使たち、それらにまつわる物語はとても好きなのですが、肝心の“色恋草子”の部分がちょっと合わずでした。それでも『外伝』も続けて読んでしまうんだろうなぁと思います。