このレビューはネタバレを含みます▼
恋愛、サスペンス、ギャグが調和しているすごい漫画。一日で一気に読んでしまいました。テレパスが出てくる漫画は昔からあったけれど、多様性だから〜なんて言われ方がとても現代的。展開はスムーズだけど次々に謎が生まれてきて途中で止められませんでした。テレパスに限らず、普通でないことにコンプレックス感じることは現実でもあるかな…。善対悪という単純な構造でないところも魅力。絵はあっさりめだけれど華がある人はそう描かれているし、メインの二人は特に丁寧です。
41話まで読者側にもコータロー君の考えがほとんど分からない構成で、悪意ある歪んだ人間だったらどうしようと勝手に想像していました。それでも、たぶん嘘つきなコータロー君がみせる素顔と本音にドキドキしてしまったり、可愛いみのりちゃんに癒されたりと私の中では恋愛漫画です。2周目読むと、コータロー君の気持ちが想像できて泣きそうに…。物語は佳境に入り重い展開が続きそうだけど、みんな幸せになってほしいと強く思います。