あくたの死に際
」のレビュー

あくたの死に際

竹屋まり子

大人がハマる漫画

ネタバレ
2024年6月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 別サイトで描かずに死ねるかって宣伝文句に惹かれて読んだら面白すぎてどハマりしました!
転職なんかで人生を変えるべきかを考えてたり、小説家みたいにクリエイター志望だった人なんかだと凄く共感するんじゃないかな。

主人公の黒田は精神病んだのきっかけに大手の有能サラリーマンから小説家の夢に揺れる生真面目な31歳の男性。
主人公が結婚とか会社とかの現実で悩んだり、執筆の世界に溺れてく時の描写が感覚的によく出来てて読んでて何度も唸りました。

そしてこの漫画の要である天才作家の黄泉野くんの存在がぶっ飛んでます。彼女よりヒロインムーブしてるし(笑)ヤバイ時いつもすくい上げてくれる頼れる後輩。
そしてやっぱり主人公の黒田も普段は繊細な常識人の癖に鬼才っぷりがボロボロ出てきてその落差が面白い。
この二人が同じステージで競い合うのを見てみたい!

他にも黄泉野のクセあり編集さんとか、まだ既刊の単行本では出てませんが意外性たっぷりな有名作家さんも登場してくるし、元よりタイトル自体が主人公の死を示唆してるっぽいしでこれからどう展開してくか楽しみです!
映画化とかドラマ化して欲しいなぁ。
それだけ内容が充実してて引き込まれる作品。ホントにオススメです!
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