その先

表題作より、他3つの短編がすごく好きでした！まず「モウソウオトコ」これ楽しい（笑）メガネの妄想激しめな真面目な男が昼下がりのランチタイムに必ず会う謎のちょいワル系イタリアーノ男に対しての妄想が止まりません。ここからでしょうがぁ！というところで終わってますので、なんならこの二人で一冊でもよかった。けど、あの終わり方もまさしく妄想を掻き立てられて面白いなと思います。
バスケ部の元先輩と後輩の話は先輩のやきもちかわいかったし後輩の片想いの感じもかわいかったのでなんならこの二人で一冊…（略
クラスのすみっこで小説を書いてるような地味な男の子とクラスの中心にいた子の元同級生同士が再会する話もよかったけど、恋愛感情への移行発展の描写が弱かったので、なんならこの二人で…（略
キャラクターとかがありきたりじゃなくていきいきしてるので、長編が面白そうな作家さんだなーと思いました。