このレビューはネタバレを含みます▼
とても切なくて号泣。でも最後に心が暖かくなるような素敵なお話しでした。
人外というファンタジー設定により、日常の何気ない台詞ややりとりがとても際立っていて、その1つ1つが胸に刺さる。確かめるように静かに実感していく様が本当に大きな赤ちゃんが感情を覚えていくようでリアルさが伝わってきます。作者様の才能をとても感じました。
外から見た喫茶店の風景なども絶妙なタイミングで入ってくるので、台詞以外の部分でも泣かされました。
何気ない日常も、シロにとってはキラキラ輝く宝石のように見えていたんだろうな。
そして美記の優しさとお日様のような笑顔が心にじんわり入ってきて、もうそれだけで泣けます。
素晴らしい絵も組合わさり、本当に自分もそこにいるかのように感情移入することができました。
あ～全てが好みすぎて語り尽くせないけど、とにかく全部良かったです。
そう、あとがきにページ数が足りなかったというような内容がありましたが、出来ることなら上下巻で読みたかったー!!シロの戸惑いや嫉妬なんて見たいに決まってる!!!どこかで見れるかな。。淡い期待を抱いて。。本当に心に残る素晴らしい作品でした。
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