竜王の婚姻【イラスト付き】【単行本書き下ろしSS付き】
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竜王の婚姻【イラスト付き】【単行本書き下ろしSS付き】

佐伊/小山田あみ

これからの方、がんばって読んでください

ネタバレ
2024年6月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ セナがイザクを愛した理由がよく判りません。自我を取り戻してからならまだしも闇人の時からなので‥しかも我が子を離してまでまぐわう(この言い方が合う)ものか‥。イザクの心が判るくらいなら、アリオス(皇帝)の気遣いや本心にもっと早くに気付いてもよかったのでは? 最後には皇帝に結婚を申し出たくらいだからセナも愛してはいるのでしょうが‥でも!セナにはなんかもやります。皇帝推しなのでもっと二人一緒の場面を書いて欲しかったですし、なんなら導き手として一人生きるのは皇帝だけじゃなくていい、惹香嚢を食べたのはセナも一緒なのだから共に150年の時を過ごせばいいとまで思っています。イザクの元に行かせるのは癪です。
一度の読みでは理解が難しい表現や場面・場所が多々あります。そして膨大なページ数から一気に読むのは大変です。上下巻で1,800ページほどあります。でも分けて読むと、あまりにも登場人物が多い(国や地域名、種族などの片仮名まで入れたらそれはもう多すぎ)ので誰が誰だか判らなくなります。世界も独特でオメガバースをヒントにしているのかとも思いました。それと助詞の使われ方に悩むことが多かった。
読む側が苦手とする方もいるだろう部分は惹香嚢を食べるところでしょうか‥これがお話の鍵と言えると思うだけになんとも言いがたいですね。
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