このレビューはネタバレを含みます▼
この作品のヒロインは、新婚初夜のあとすぐに皇帝カイゼンに離縁されて「一夜限りの皇妃」と揶揄された公爵令嬢アステル。アステルは心優しく賢く逞しい女性。
実はカイゼンとアステルは両片想いなのだが、素直になれず、また、二人とも超鈍感過ぎてずっと自分は片想いなのだと勘違いして、想いをこじらせていたのだ。
アステルはたった一夜で懐姙して、離縁された後にテオールを一人で密かに出産する。
なんだかんだ色々試練を乗り越えて、テオールはカイゼンの子供で皇太子だと無事に認知され、アステルは再び皇后に返り咲く。
ところで、アステルの父親であるレストン公爵が曲者の狸親父。おそらくアステルとは血の繋がりがないのでは?まだわからないが、、、
今後、この腹黒いレストン公爵がどのような邪魔をしてくるのか、この先の展開が不安である。
とにかく、アステルとカイゼンの子供のテオール皇子が可愛いのである。 テオールが傷つくことなく幸せに育ち、アステルとカイゼンが素直になって真正面から愛し合える日を首を長くして待ち望んでいます!