このレビューはネタバレを含みます▼
描かれていることに感銘を受け、レビュー書きたくなりました。この作品はドラマとかアニメとかじゃなくて、漫画で見ていたい。
可視化できないもの。うまく説明できないのですが、自分流に表現すると「情」ってやつです。引きのアングルが多く、二人の表情が見えにくい。その分二人が過ごす空間の情報や会話の内容が目に飛び込んで、読んで脳内でリズミカルに響く。その後、お互いの「しっくり感」みたいなものが十分見えてきてから、これまた引きでのＨシーン。でも、感じましたわ〜。ものすごく新鮮。作者様は天才ではなかろうか。
私と全く違う世代間の二人の話なので正直トモカのテンションと言語に一読では追いつけず、でも読み返したい気持ちがあり、リピートしながら噛み締めて味わってました。とても気持ちが楽になります。年月を重ねての二人の行き着く先は、いい意味でなんかどうでもいい気がします。
追記:以上が2巻までの感想でしたが、結局止まらなくなり課金しまくりました。今までよく見てきたストーリーだと、オフィシャルやパブリックに向けてのキャラを見せてから、実はプライベートはこんな人でした、というギャップを見せる構成が多かったけど、この漫画は逆。友香は実にクレバーな社会適合者だと後から知って、尚のこと村田との二人の時間に愛おしさを感じました。引きのアングルが減って寄りのシーンが多くなり、心の距離感を表しているよう。一瞬で呪縛を解いてしまう魔法の言葉。何を食べても美味しいごはん。二人の時間経過を飽きずに楽しんでしまいました。
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