先生の白い噓
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先生の白い噓

鳥飼茜

何を見せられたのか

ネタバレ
2024年7月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 親友(?)の婚約者を異性として意識している所をその男性本人に見透かされてしまい、無理やり犯されてしまう。

脅されながらもその後何度も関係を持つ。

これまで、いかにも男性ウケを狙って生きてきたような性格の親友、その隣でいつも惨めな思いをしてきたブスの主人公。

無理やり犯されたことはショックだけど、ブスで根暗な自分が、可愛くて女性的な親友の恋人から異性として求められた事に対する優越感も感じているように見えて気持ち悪い。

性被害の事は黙ったまま、いつも通り友達関係を続けることでその優越感をさらに高めているように見えた。

悲劇のヒロインぶって、無理やり哲学的に自分の心情をふりかえるのが見るに耐えかねない。

一見すると、性被害者の苦悩を描いている風だけど、悲劇のヒロイン、自分語り、優越感、哲学的(?)描写など、主人公が大分痛々しい人間なので読んでいて気分が悪くなるだけでした。
主人公の職業が教師というところも、「あー....なるほど」となる笑

そんな主人公が、思春期の男子生徒と不適切な関係をもつ所も本当気持ち悪く感じました。

不適切な関係が発覚して退職した後に、別の学校で再度保健教諭として復活していて、本当救いようのない人間だなと思いました。

1番教師になってはいけない人種だと思います。
でもこういう人間が現実社会でも教師に多いんだろうな〜...

学校教師は、"先生"になる前にまず一般社会を経験してほしいです。

主人公に対して終始、お前そういうところやぞと思いながら読んでいました。
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