このレビューはネタバレを含みます▼
父王が王子時代、真実の愛を見つけたと婚約破棄し男爵令嬢と結ばれた後のお話です。ヒーローはそんな両親から生まれ、成長する中で両親の恋愛結婚によって国力が落ち財政が逼迫していく一方であることで苦悩する中、強力な帝国から来た支援と引き換えの評判の悪い皇女との縁談を受けるハメになります。でもこの皇女が評判とは違った上に知識豊富で、次第に惹かれ合い国を立て直す話です。ヒロインも皇宮で軽んじられながら自力で生き延びて来ただけあって途中暴走します。それも育ちのせいだと思いますが、ヒーローからしたらたまったもんじゃ無いことが多いです。最後、ヒロイン父皇帝が順番飛ばしてヒロインを嫁に出したのが少しでも親心のあるものとして裏話が書いてあればと思いました。そんな皇帝では無かったのが残念です。また王位を奪おうとしている公爵家だったはすが、5巻では侯爵と変わっていたのと、4巻の皇帝の子供ではないのではない、は目が止まってしまいました。読み応えはありますが1冊百ページ無いので高いです。