このレビューはネタバレを含みます▼
冷徹な軍神と言われていたヒーローと政略結婚をしたヒロイン。契約結婚だと言われたのに心を尽くされている待遇だと感じる一方で、ヒロインを近づけないヒーローの行動に戸惑いますがヒーローの要求に応えようと奮闘します。戦争に行ったヒーローの代わりに侯爵家の管理、領地の運営を任されたヒロインの手腕、活躍は面白く、もっと読みたかったです。そして戦争から帰ってきたヒーローはなんと記憶喪失になっており、ヒロインへの好意を隠すことなく溺愛します。ヒーローは過去の記憶をとり戻し、今までのヒロインへの態度についての真意を知り謝罪したいと言いますが、ヒロインはヒーローが元に戻ってしまうことを恐れます。ヒーローの記憶は戻るのか、どんな過去があるのか、ヒロインへの態度の真相は何だったのか、ヒーローとヒロインは普通の夫婦になれるのか、ワクワク要素が満載でした!それだけに全部がサラッと触れて終ってしまったように感じて残念でなりません。もっとヒーローがヒロインを愛でるシーンも見たかったです。