愛想が尽きない
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愛想が尽きない

ばせう

繊細で素敵な初恋のお話

2024年7月8日
これまで何度も読み返している作品。長年の恋人柊に別れを告げられ、必死に追いすがる京介の思いが切なく、どこか京介を待ってしまう柊の気持ちもぎゅっと身に染みます。誰もが知る心の痛み、揺らぎに重ねらたモノローグの言葉も素敵で、体格の良い大人二人の恋愛とは思えない繊細さに涙してしまいます。高校時代の回想を挟んで納得。人って、実はそんなに大人になっても変わらない。かけがえのない初恋が実るのを見て、ほんとうに幸せな気持ちになりました。
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