少年のアビス
」のレビュー

少年のアビス

峰浪りょう

とても繊細で惹きつけられる。

2024年7月10日
狭い土地の中で、登場人物のたぶんほぼ全員が何らかの狂気を秘めながら毎日を過ごしている… ギリギリで均衡を保っている今の状況がいつ壊れてしまうのか、ページをめくるごとにゾクゾク感が止まりませんでした。しかし一方でその狂気の描かれ方が文学的で美しくて、ものすごく引き込まれる作品でした。
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