サイボーグ009
」のレビュー

サイボーグ009

石ノ森章太郎

名作なのだが

2024年7月10日
石ノ森先生のライフワーク的作品であるのだが、本作では完全な結末は描かれないので注意。先生の死後、別な人間の手によってタイトルを変えて完結はしている。

初出が1964年とかなり昔なので、絵に関しては今風ではないのでその点はある程度割り切って読むべき。ストーリー的には今読んでも面白いと思う。だんだんと絵柄も変わっていくのだが、初期と後期では全く違うので、その変遷を楽しむのもまたよし。なにぶん古い作品なので、それだけで食指が伸びないという人もいるかもしれないが、お勧めではある。ただ打ち切りっぽくなってしまった。ストーリーも結構あるので、その辺がちょっとマイナスである。
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