このレビューはネタバレを含みます▼
大好きな作家先生の作品でしたので、素敵なタイトルと表紙絵を拝見し、配信前から楽しみにしておりました。
主人公の十織が京都の老舗和菓子屋『満珠庵』で、ふたたび出会うこととなった「紅白梅もなか」と社長である和音。
十織は過去の傷がトラウマとなり、素直に想いを伝える事も受け取る事もできず、実は和音にも十織が知らない心の傷があり…
要所要所に素敵な和菓子が登場し、十織の心を優しく癒していってくれるのですが…
途中、切ないすれ違いがありますが、ともに相手を思い遣り、過去のトラウマを乗り越え、想いが通じ合えて、本当に良かったです。
春告鳥がこれから、おふたりの幸せを見守って下さる事でしょうね。素敵なハピエンを楽しませて頂きました。