王子、婚約破棄したのはそちらなので、恐い顔でこっちにらまないでください。
真曽木トウル/足立いまる
このレビューはネタバレを含みます▼
お話は悪くないのですが、いかんせん文章が自分にとっては読みにくいタイプのもの。
今どこで、誰がいて、誰のセリフなのかが読み取りにくいタイプ。
この手のお話はコミカライズしてもらったほうが良いかも。
複数視点あるのですが、それもあってよりわかりにくいてす。
突然まあまあ重要そうなキャラクターが出てきたりしますが、バックボーンが複雑な設定なのに説明がちょっと下手なので読むのにもたつく。
文章が上手な作家さんだと複雑な設定のキャラが出てきても、登場人物が多くても上手く読ませるんだけどなぁと残念でした。
設定やお話は悪くないんですが。。
なお内容は少女向けですので、大人が読むと物足りないかも。
掘り下げれそうな設定はあるのですが、ライトにしか触れてません。
王宮のドロドロとか。
序盤のコメディタッチから中盤は少しシリアスに向かうのかなーと思いましたが、全体的にはライトな内容でしたね。
登場人物多めで説明下手な文章だからか、ヒロインもヒーローも序盤から終盤にかけてキャラブレしているように感じます。
キャラクターとして成長してるから!とかじゃなくて、あきらかにブレを感じました。なんというか、安定してません。
婚約破棄してきた王太子が一番分かりやすくブレが少なかったかなーと思いました。
ざまぁが割としっかりあるので、ざまぁものが読みたい人には良いけど、ざまぁまでのお話はやや読み飛ばしかもしれませんね。
ちょっと読みづらいので。
もうちょっと校正をきちんとやったほうがいいと思います。
後日談2本ありましたが、読み飛ばしました。ざまぁ終わったあとなんでもう興味ないです笑
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