このレビューはネタバレを含みます▼
サマラは健気で可愛いし、ディーは確かに間違えたけどちゃんとサマラを慈しんで娘として愛し育てていてこの親子には末永く幸せであって欲しいなと思います…
サマラの母親は嫌いですが、ディーの元で立派な魔法使いになるので精々これからも顔見せんなよ!という気持ちです。ディーのことは愛していなかったとして、本当に愛する人との間の子供であるサマラを置いての駆け落ち、結局子供なんてどうでも良くて自分と恋人だけが大事な子を産んでもずっと女でいるタイプの嫌な母親すぎる。立場上断れない結婚だったとして、この人の駆け落ちの犠牲になったディーとサマラのことを思うと本当にムカつきます。
正直、転生ものって有り溢れてて飽きてしまうというところもあると思うのですが、愛を知らず傲慢に育って悲しい末路を辿る子が愛し愛され健やかに幸せに暮らせるようになるというプロセスがなんだかんだ大好きなので読むのやめられません。
絵も綺麗で話のテンポ感もよくて本当に読みやすく、何度も何度も読み返しています。4巻も楽しみにしています。